事業戦略
強み 自社生産へのこだわりとグループ企業
現在当社は、製麺をはじめタレやサイドメニューなど、可能な限りを自社の工場で生産しています。その方針は"できるだけ素材から携わっていくこと"。極端に言ってしまえば、米や野菜、肉も牛や豚など、食材の育成段階から、自分たちでやりたいほどです。素材を遡って携わることは、安定した質の高さを生み出せるだけではなく、適正な価格にも繋がっています。また当社は、蕎麦やうどん、和食など多彩な店舗を手がける「グルメ杵屋」、回転寿司店として海外にも進出している「元気寿司グループ」と提携。グループ企業としての強みを発揮し、最適な品質と価格を実現しています。
基本戦略 売り物の明確さと楽しい店舗
一刻魁堂はラーメン、ロンフーダイニングは季節感のあるチャーハン。
そのように品種を絞り込むことは、原価とロスの低下による品質向上と適正価格を実現します。さらに調理器具数の減少で、投資コストの低下はもちろん、オペーレーションの単純化、スピードアップ、スキルアップの平易化など、効果は多数。商品が早く、安く、おいしくできる。それは顧客の満足度に直結するものです。
また、専門店ならではの多彩な品目、例えばラーメンならば醤油、味噌、野菜など、バラエティに富んでいることは、その品種を食べたい動機に対して、選べる楽しさを生み出します。もちろん食事に彩りをもたらす、サイドメニューの充実も重要です。質の高さはもちろんメインの品種と組み合わせた際のバランスにも気を配っています。
出店戦略 ドミナント出店
ドミナント出店(地域集中型の店舗展開)が有効な一刻魁堂は、愛知・岐阜・三重・静岡の東海四県を中心に、関東や関西、山陽、九州北部への出店に力を入れています。郊外型の大型店舗はもちろん、ショッピングセンターのテナントにも出店し、チェーン店が持つ安心感と、手作り感を大事にした質の高さ。この2点が両立する店舗を目指しています。
将来の戦略 業態開発と世界進出
自社の生産工場と提携グループ企業により、商品の付加価値をより高めていくこと。強みであるこの点を、さらに強化していくことが第一の目標です。業態に関しては絶えず試行錯誤を繰り返し、時代に合った内容を吟味し続けます。一刻魁堂とロンフーダイニング。二業態への注力は、あくまで瞬間的な状態でしかありません。中華分野でのおいしさと楽しさが提供できる、新しい形をつねに模索し続けます。
そして、世界へ進出です。カレーライスが、インドのカレーとは異なる料理であるように、中華も日本で独自の進化を遂げました。決め細やかさと「食」への深いこだわりを持つ日本文化は、中華を本場のそれとは異なる、いわば"日本食の中華"として磨いてきたのです。その品質とサービスは、世界に誇れるレベルだと確信しています。
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